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執筆者の写真Suzuki Daisuke

初めての海外旅行/My first overseas trip

更新日:2022年1月10日

去年の12月から毎日30分ほど歩き続けていて、すでに歩かずにはいられなくなってしまいました。お供はもっぱらラジオなのですが、こないだ訓一さんの言わずと知れた"Traveling without moving"(J-wave)を聴きながら歩いていると無性に海外に行きたくなる話をしていて、ふと初めて行った海外の事を思い出した。

ラジオの話の内容は、旅先で出会った印象に残った人物について。自分が初めて海外に行ったのは2001年夏(当時19歳)の事。旅先はニューヨーク。旅の内容はかなり濃いものだったのですが、一部印象に残った人物について。友人2人で知人に会いに行くという目的で2週間ぐらい滞在しました。1週間は知人の住むUtica(ユティカ/ニューヨーク州の北の方に位置する)に滞在し、その後はManhattanのユースホステル、もちろんドミトリー。ドミトリーに泊まるなんて今思えば若さゆえにできる事。そこで出会った30歳ぐらいの年上の男はオーストラリアから来ていて、世界を旅しているという、いわゆるバックパッカー。

彼は夜になると姿を現し、ホテルの前で友人とたむろしていると、とてもフレンドリーな感じで会話に入ってきて、寝る時間になると”Good night”ってな感じで同じホテルに戻っていく。彼いわく、同じホテルに1ヶ月以上滞在しているという。自分たちと部屋は違うが、また別のドミトリー部屋に滞在しているんだなぐらいの感覚だった。

ある日の夜、いつもどうり彼がやってきて、談笑し部屋に戻っていった。それっきり彼の姿は見なくなった。後日他の宿泊者から聞いた話、あのオーストラリア人は無賃で宿泊していたという。夜遅くに部屋に戻ってきて、空いているベッドで一晩を過ごし、早朝に出かけていく。基本ドミトリーの部屋に鍵はなく24時間OPEN状態だった。日本では考えられない。

なので僕らはスーツケースを2段ベッドの支柱に、自転車に鍵をかけるようなチェーン状の鍵でぐるぐる巻きに固定していた。今考えればスーツケース持参でドミトリーに泊まるなんて考えられない。

この件でいかに自分が平和ボケをしていたか、19歳ながら考えさせられた。海外での落し物は99%戻ってこないが、日本での落し物はほぼ戻ってくる。そんなように異国の土地では身を引き締めて行動しろよという事を身にしみて感じた出来事でした。


写真は関係ないですがカナダで見たPhish。一夜限りの再結成。オリジナルメンバーはトレイとマイク・ゴードンだけですが。


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